バックアップのすすめ

バックアップとは、データ破壊、ウイルス感染、機器故障などの事態に備えて複製(コピー)をあらかじめ作成することです。そして、不足の事態が発生した場合に、別の媒体に保存されたデータを再利用するために書き戻し(リストア)することによりデータやシステムを復旧します。

データ損失の影響

企業においてシステムやデータの重要性が増しているのは言うまでもありません。その一方で、ハードウェアの故障や人為的エラー、災害など、データを失うリスクはいつも身近に潜んでいます。また、一度失ったデータは取り戻すのが難しく、信用の失墜など、企業に多大な損害をもたらします。

例えば、もし、顧客データや売上データなどが紛失してしまった場合、企業にとって取り返しのつかないことになることは明白です。

1.データ復旧のための時間とコスト

再度入力し直すことでデータを復旧できる場合もありますが、その時間、コスト、手間は膨大なものになります。そもそも復 旧できないケースも多いでしょう。

2.顧客の信用失墜

大企業を中心に重要なデータの取り扱いは厳重さを増しており、もし顧客情報を失ってしまった場合などは、大きく信用を損 ねることになるでしょう。

3.業務停止(ビジネス機会の損失)

メールのデータや業務用のドキュメントを損失した場合、仕事が立ちいかなくなることもあります。製品の設計書などが失われた場合、取り返しがつきません。

4.株価の下落

上場している企業であれば、こうした問題によって、株価が下落することもあります。上場していない企業でも、データ損失による企業価値の低下は避けられません。

日々直面しているデータ損失の危険性

企業内の大切なデータが損失してしまうリスクはいたるところに潜んでいます。日本CAで行ったデータ損失に関する調査によりますとデータ損失のリスクでもっとも頻度が高いのは、ハードウェアの故障です。これは、マシントラブルや設備異常などによってデータが失われるケースのことです。また、誤って削除/更新してしまうという人為的なミスによるデータ消失も見逃せないほど頻度が高いのが特長です。また、不正アクセスによるデータ盗難/ 削除や、ウイルス感染によるデータ損失も見逃せません。さらに、地震や火災など、一度起きると大変な被害をもたらすリスクもあります。

企業が安定して事業を継続するには、こうした事態に備える必要があるのです。
これらを完全に防止することは不可能であり、その対策としては失われては困るデータを失う前に通常とは別の場所にバックアップ(コピー)しておくことが重要でありデータを守る唯一の方法なのです。